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あぶない!昼食後の眠気!

こんばんは。

お盆休み、いかがお過ごしでしょうか?

近距離レジャーやお買い物等に車で移動される方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんな方(特に車を運転される方に)食後の眠気について

今日のポイントは大きく分けて2つ

●概日リズム(体内時計・サーカディアンリズム)の眠気周期

●血糖値スパイクから来る眠気

◆概日リズム(体内時計・サーカディアンリズム)の眠気周期

以前、このブログのテーマ【睡眠】で触れた話の概日リズム。人の体内時計ですね。

そこで上のグラフで24時間中での眠気のリズムを見てみましょう。

人間の眠気のリズムには24時間周期・12時間周期・2時間周期があって

24時間周期・・・深夜2時~4時眠気ピーク

12時間周期・・・深夜2時~4時と午後14時~16時眠気ピーク

2時間周期・・・・2時間おきに眠気と覚醒を繰り返す

こんな感じです。

そこにスウェーデンのガス工事従事者74927名を対象に調べた、作業ミス発生時間帯分布と比べてみましょう。夜間だと午前2時頃、日中だと午後2時頃が発生件数が多い。体内時計の眠気周期と綺麗に重なっています。

 

◆血糖値スパイクから来る眠気

血糖値スパイク・・・皆さん、聞いたことがあるワードかもしれません。

仮に健康診断や献血で血糖値が大丈夫な方でも血糖値スパイクは起こしているかもしれません。

例えば、ハイカロリーかつ糖質が多い食事をしたとしましょう。

すると消化吸収する際に血中の糖、つまり血糖値が急激に上がります。

それに対して身体が血糖値を下げなくては(身体が危険なので)と膵臓からインスリンを出します。

するとインスリンにより急激に血糖値は下げられるのですが、余りにも急激に下げられるので標準値よりも急激に下がってしまいます。ジェットコースターのようです。

その時に一時的に低血糖状態まで行きます。これが血糖値スパイクです。

血糖値スパイクの低血糖時に急激な眠気が襲ってきます。

みなさん、食事の後に眠たくなった経験ありませんか?

スパイク起こしているかもしれませんね。

そして血糖値スパイクを常に起こしていると身体の中での【糖化】が進み、シワくすみ等の老化や骨粗しょう症の原因にもなります。老化の原因【糖化と酸化】については、また別の機会に書きたいと思います。

対策とまとめ

1日のタイムテーブルによりますが

●概日リズムや1日のエネルギー補給という点では朝食を適切な量を食べる。(昼がそこそこで済む)

昼食は適切な量以上にならないように。(スパイク防止)

●よく噛んで食べる。

●野菜を多く食べる。

●お昼に麺類や丼物など炭水化物中心に偏らない。

●甘いジュースや炭酸飲料を摂り過ぎない。

●日頃の睡眠時間の確保とルーティン化

 

なぜ、今回このテーマで書こうかと思ったかというと

連休中、店の前の幹線道路での接触事故が多くなった、事故が午後に集中しているなあと思ったからです。

 

みなさん、集中力の欠く午後2時には運転や転倒に気を付けて下さいね

眠気覚ましのツボ(一例)