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信じる事で得られる事 ~プラシーボ効果・ノーシーボ効果~

こんにちは。季節の変わり目、体調を崩されてないでしょうか?

近年、様々な健康法や健康情報が沢山溢れて、メディアや書籍、インターネットなどで簡単に情報が得られるようになりました。

いい加減なモノから、きちんとしたモノまで沢山有りますが。

 

そこで今日は、そんな情報も信じる信じないで差が出てしまうという話を。

プラシーボ効果とは。ノーシーボ効果とは。

「プラシーボ効果」とは、有効成分が含まれていない薬剤(偽薬、プラセボともいわれる)によって、症状の改善が見られること。偽薬効果ともいわれる。

ノーシーボ効果」はプラシーボ効果の逆です。 「薬を飲めば、副作用が出る」などと副作用を心配しすぎると、全くそんな効果のない薬でも自分の「思い込み」で副作用が出てしまうような効果のことです。

同じ運動量でも結果に差が出る?

ハーバード大学の研究者グループがホテルの客室係(7ホテルで働く合計84人の女性客室係)を対象に行った実験では、対象を2群に分け、一方には「客室の掃除は優れたエクササイズで運動効果が高い」「この作業は〇〇キロカロリー消費する」という情報提供を行い、他方にはそのような情報提供をせず、4週間後に両者を比較したところ、「運動効果がある」と聞かされたグループでは①体重減少、②血圧降下、③体脂肪率減少、④ウェスト—ヒップ比率の拡大などのさまざまな効果が見られ、研究者は運動にも プラセボ効果があると結論している。

ストレスが身体に悪いと思う方が死亡リスクが高まる

アメリカで3万人の成人を対象にした調査で『この1年でどれくらいのストレスを感じましたか?』『ストレスは健康に悪いと思いますか?』という質問をして8年後の追跡調査で三万人のうち参加者のうちどなたが亡くなったか調査したところ

強度のストレスがあると答えた方達は死亡リスクが43%高まっていた

◎その中でも『ストレスは健康に悪い』と答えた方達だけが亡くなっていた

・・・これは驚きの結果だった

強度のストレスを抱えていても『健康に良くない』と『そうは思わない』で結果が大きく違っていた。

※ケリー・マクゴニガル著 スタンフォードのストレスを力に変える教科書 より

これに関しては、改めて【ストレスをどう理解するか】をテーマに書こうと思います。

他にもこんな事も

●年齢を重ねるをポジティブに捉えている人はネガティブに捉えている人よりも平均寿命が7.6年長かった(ちなみに健康的な生活習慣を心がける人とそうでない人との平均寿命の差が4年未満なので、比べても凄い差)

 

●「人を信用できる」と考える方が「人は信用できない」と考える層よりも長生きした

最後に

私達は様々な情報を咀嚼して、時にはリスク管理リスク回避して生きていますが

物事を精査した上でポジティブに捉える事・信じる事が結果自分の為になる、と思います。

 

また

トレーニングされる方は、「ここを鍛えるんだ」とか「こういう効果がある」と信じて取り組んだ方が良い結果に結び付くんですね

昔、中国整体の恩師が「意」を持って臨む、お客様と談笑しながらだとしても施術部位に必ず「意」を向ける事の大切さを説いていた事を思い出しました。

 

水泳チームのトレーナー時代にも学生にコーチの指導を信じる事が大切だと施術しながら伝えた事も思い出しました。

 

世の中に溢れるどんな正しい良い健康習慣や情報も信じて取り組むか、最初から疑って取り組むかでも結果が違うモノになるのでしょう。

 

クローバー整体では、カウンセリングや見立て時において、不調の原因や日頃気を付けると良い対応策を独自の解釈で説明する事はありますが、信じて戴けたら幸いです。